2023/01/14(土)
【良性発作性頭位めまい症】改善方法をお伝えします!
こんにちは。
院長の太田です。
今回は、「良性発作性頭位めまい症について」についてお話させて頂きます。
この投稿を見て頂けたら、なかなか治らなかっためまいの症状がたった3分で解消できるかもしれないので是非最後までご覧頂けたらと思います。
【良性発作性頭位めまい症とは】
めまいの中でもよく見られる症状の一つで、頭の位置が変化することによって内耳にある三半規管が刺激されることで、短時間の回転性のめまいが生じてしまう症状のことを言います。
頭を動かした時に自分自身や周囲のものが、動いてしまったり回転しているような感覚を生じてしまいます。場合によっては、「吐き気」「嘔吐」などを起こしてしまうこともあります。
【良性発作性頭位めまい症になりやすい人】
良性発作性頭位めまい症は、
『年齢が高い』
ほど発症しやすく、高齢者では平衡感覚に大きな影響を及ぼしてしまいます。
それにより、「転倒」「怪我」にも繋がりやすく、注意が必要になります。
また、良性発作性頭位めまい症は「頭の外傷を起こした後」に発症することもよくあります。
【良性発作性頭位めまい症の症状】
良性発作性頭位めまい症の症状は、「朝目覚めて最初に寝返りを打った時」や「高いところにある棚などに手を伸ばした時」に、『頭を後ろに仰反るような姿勢を取る』と起こりやすいです。
良性発作性頭位めまい症では、正常であれば「内耳」の一部分に収まっている『カルシウムの粒』がそこから剥がれて、内耳の別の部分である、特に『後半規管』に入ってしまった時に生じやすいと言われています。
内耳には「3つの半規管」があり、これが皆様も聞いたことがある『三半規管』になります。三半規管は、『平衡感覚』に関与しています。
三半規管の内の『後半規管』は、「上半規管」「外側半規管」とは異なり、剥がれた耳石が就寝中に重量によって最も入りやすい位置に存在します。耳石が溜まってしまうと粉っぽい形の粒になり、頭の位置が変わることで後半規管の中にある液体の動きが大きくなり神経受容体が過剰に刺激され、動いたりグルグル回ってしまうような感覚に陥ってしまいます。
年齢を重ねると耳石が剥がれやすくなるため、症状が引き起こされやすくなると言われております。
この症状自体は、一般的には危険なものではないと言われていますが、運転中などに起こってしまうとかなり危険なため注意が必要になります。
【良性発作性頭位めまい症の治療法】
多くの場合は、
『エプリー法』
を用いることで症状が和らぎます。
エプリー法を行うことで、耳石の位置を正常に戻し代謝を促していきます。
エプリー法により症状が改善されるのであれば、毎日エプリー法を行うことをお勧めします!
【良性発作性頭位めまい症を改善させるためには】
良性発作性頭位めまい症を改善させるためには、
『耳石の位置』
『耳石の代謝を促す』
この2点が重要になります。
耳石の代謝を促す上で重要になるのが、
『頭の動きを良くすること』
です。当然、頭には血管や神経がたくさん存在しております。頭が固まってしまうと頭への循環・血流が悪くなってしまったり、筋膜が固まっていると神経に過剰なストレスを与えることにも繋がってきます。
そのため、しっかりと頭の状態を柔らかく保っておくことが必要になってくるので、『エプリー法』でもなかなか症状が改善されない方は『頭のストレッチ・マッサージ』が重要になってきます。
今回は、たった3分で行える良性発作性頭位めまい症を改善するためのストレッチ方法をお伝えしますので、めまいでお困りの方はぜひ一緒にストレッチを行いましょう!
【側頭筋のストレッチ】
側頭筋は頭の横にある筋肉で、「咀嚼」の動きで筋肉が使われます。
やり方step①
①両手の指の腹を頭の横に当てます。
②少し指で圧をかけながら手を縦や横に動かしてマッサージします。
やり方step②
① 両手の指の腹を頭の横に当てます。
②少し指で圧をかけたまま、顎を開けたり閉じたりします。
③10〜20回行います。
【咬筋のストレッチ】
側頭筋は頬の下から顎に向かって存在する大きな筋肉で、顎を動かす時に筋肉が使われます。
やり方step①
①頬の骨の下に両手の指先を当てます。
②少し指で圧をかけながら、手を縦や横に動かしてマッサーします。
やり方step②
① 頬の骨の下に両手の指先を当てます。
② 少し指で圧をかけながら、顎を開けたり閉じたりします。
③10〜20回行います。
【後頭下筋群のストレッチ】
後頭下筋群は頭の後ろ、首の付け根あたりに存在する筋肉の集まりで、主に頭を後ろに傾ける時に筋肉が使われます。
やり方step①
①後頭骨の下に両手の親指を当てます。
② 少し指で圧をかけながら、手を上下左右に動かしてマッサーします。
③20秒前後行います。
やり方step②
① 後頭骨の下に両手の親指を当てます。
② 少し指で圧をかけながら、少し後ろに頭を傾けます。
!注意点!
めまいが起こるまで頭を後ろに傾けないように注意して下さい!頭の後ろに当てている親指に軽く頭を乗せる程度に傾けましょう。
【今回のストレッチのポイント】
三半規管は「顎関節の近く」に存在するので、顎を動かす時に使う『側頭筋』『咬筋』を緩めることが重要になり、さらに血管が首の後ろから脳内へと巡るので『後頭下筋群』を緩めることが重要になりす。これらを緩めることで、頭の血流を良くし頭を柔らかくすることで神経に過剰な負担がかからないような位置に持っていくストレッチになっています。
今回のストレッチを行い、内耳付近の代謝を良くして後半規管に溜まっていた耳石がしっかりと代謝されやすい環境を作ることがポイントになります。
【最後に】
今回は、良性発作性頭位めまい症についてをお伝えしました。めまいの症状でお困りの方は今回のストレッチとエプリー法を行いめまいの症状の改善にお役立てください!
【本日の動画】
「【良性発作性頭位めまい症】改善方法をお伝えします!」
最後までご覧いただきありがとうございます。