帯広市の「慢性腰痛」専門整体院 ルーツケア

090-1387-0062

ブログ

2023/02/21(火)

【頚椎症とは?】特徴と対策を解説!【頸椎症性脊髄症】【頚椎症性神経根症】

カテゴリー:肩の痛み, 腕や手の痛み, 首の痛み

 

こんにちは。
院長の太田です。

 

今回は、「頸椎症の概要」についてお話させて頂きます。

この投稿を見て頂けたら、頸椎症とは何なのか、頸椎症の概要や特徴、そしてその対策を大まかに理解することができるので是非最後までご覧頂けたらと思います。

 

【頸椎症とは】
首の骨は『頸椎』と呼ばれる7つの骨で構成されています。

頸椎の加齢による椎間板の変性、靭帯が厚く硬くなることにより頚部の痛みなどが発症してしまったものを総称して、『頸椎症』と呼ばます。

首から出る神経の根っこである『神経根』や、首の中を通る『脊髄』が圧迫され、

・首や肩甲骨付近の痛み
・首から腕や手にかけての痛み・痺れ

を生じてしまうこともあります。

 

障害される部位によって、

『頸椎症性脊髄症』
『頸椎症性神経根症』

と呼ばれます。

上記2つを同時に合併することもあります。

 

【頸椎症の原因】
頚椎のクッションの役割をしている椎間板は、20歳をすぎた頃から年齢とともに水分が失われて弾力性がなくなってきます。さらに、椎間板にヒビが入ったり徐々に潰れるなどの変性が始まっていくと言われております。

 

椎間板の変性は誰にでも生じる為それ自体は病気ではないのですが、脊髄の通り道である『脊柱管』や『椎間孔』と呼ばれる部分が狭くなり、脊髄や神経根が圧迫され症状が出てしまうことで初めて病気と診断されます。

 

<頸椎症性脊髄症>
加齢によって椎間板の変性が進み、骨が棘状に大きくなって『骨棘』を形成してしまうことや、靭帯が厚くなったり硬くなってしまうことによって脊柱管にある脊髄が圧迫されることで手や足に「痛み」「痺れ」「運動障害」などが起こってまう疾患です。
状態によっては、足に力が入らなくなり歩くことも難しくなる場合があります。

 

<頸椎症性神経根症>
『椎間板ヘルニア』や『骨棘形成』などの頸椎の変性などにより『椎間孔』の狭窄が生じて神経根が圧迫されることで、主に片側の首、腕、手などに「痺れ」「痛み」などが生じる疾患です。

【頸椎症性脊髄症の症状】
「首の後ろ」に痛みが出現します。首を反らせた時や重い荷物を持った時などに痛みが生じてしまう場合がよくあります。

『左右両側』の手に「痺れ」「異常感覚」が生じ、手足の「知覚異常」が出ることもあります。特に足の方に知覚障害が生じると、刺激を正常に知覚できない状態になる場合もあります。

・ボタン掛け
・箸の使用
・字を書く
などの行為が不自由になり、

・足を前に出しにくい
・早く歩けない
・歩行がぎこちなくなる
・階段を降りるのが怖くなる
などの「歩行障害」が起こることもあります。

その他には、排泄の機能が障がいされてしまう『膀胱直腸障害』なども出現する場合があります。

【頸椎症性神経根症の症状】
『頸椎症性脊髄症』と同じように、「首の後ろ」に痛みが出現します。首を後ろに反らしたり動かしたり、重い物を持った時に痛みが出現することもあります。

痺れや感覚異常に関しては『頸椎症性脊髄症』とは違い、『左右どちらか片側』の腕に症状が出る場合がほとんどです。首から手にかけての「知覚障害」が生じ、「異常な痛み」「痺れ」を伴ってしまうことがよくあります。

 

【一般的な治療法】
「歩行障害」や手の細かな「巧緻運動障害」などが進行してしまう場合や、「排尿障害」などの脊髄症状が重度の場合を除き、まずは『保存療法』を行います。

主に『頸椎カラー』を用いた治療法や『薬物療法』が選択されていきます。また、場合によっては『温熱療法』『牽引療法』などの治療も併用されていきます。

なかなか痛みがコントロールできない場合は、『神経ブロック注射』を行うこともあります。

頸椎症性脊髄症が進行してしまったり保存療法がなかなか効いてこない場合は、『手術』による外科的な治療法も検討されます。

『薬物療法』として多くの場合、痛み止めとしてまずは『非ステロイド性消炎鎮痛剤』が用いられます。痺れを伴う鋭い痛みには『神経障害性疼痛薬』、筋肉の緊張を和らげる『筋緊張弛緩剤』なども用いられます。

運動やストレッチなど、代謝機能や身体機能などの改善を目的とした『リハビリテーション』を行うこともあります。

 

【頸椎症の予防】
頸椎症の予防や改善のためには日常生活の中で『姿勢』や『首の動き』につて気をつけることが大事になります。

・頸椎を過度に前屈、後屈することをなるべく控える
・うつ伏せの状態で寝ないようにする
・長時間首を曲げた状態で仕事や勉強などの作業を続けないようにする
・背中を丸めて首に負担がかかる姿勢を取らないようにする

上記のように首に過度な負担がかかるような状況はできるだけ避けて生活することをお勧めします!

 

【最後に】
今回は、頸椎症の概要をお伝えしました。頸椎症の症状が強くなってしまうと『歩行障害』や『膀胱直腸障害』など日常生活を行う上で非常に大変な症状が出ることもあるので、まずは頸椎症の概要について詳しく理解していきましょう!そして次回は、その症状を自分で解決するストレッチ方法についてお伝えしますので気になる方は是非次回もチェックしてください!

 

【本日の動画】

「【頚椎症とは?】特徴と対策を解説!【頸椎症性脊髄症】【頚椎症性神経根症】」

最後までご覧いただきありがとうございます。

 

 

 

12月9(月)まで先着6名様限定割引
残り2名様

ご予約は今すぐお電話で

090-1387-0062

受付時間 8時〜20時(不定休)

 

メールフォームからのご予約は24時間・年中無休で承っております。

※営業時間は8時~20時までですがメールフォームからのご予約は24時間・年中無休で承っております。営業時間外にホームページをご覧の方は、ぜひメールフォームからのお問い合わせをお願いいたします。メールフォームはお名前・お電話番号・メールアドレスを入力するだけの簡単なものですのでお気軽にご利用していただけます。