2022/09/04(日)
【脂肪肝】を自ら治す!?ストレッチ方法とは?
こんにちは。
院長の太田です。
今回は、「自分で脂肪肝を解消するためのストレッチ方法」についてお話させて頂きます。
この投稿を見て頂けたら、普段行っている治療法に加えて肝臓周辺をストレッチすることで脂肪肝を解消する効果を高めることができますので、気になる方は最後まで目を通して頂けたらと思います。
【脂肪肝とは】
脂肪肝とは、肝臓に脂肪が溜まり過ぎてフォアグラの様な状態になることを言います。
「日本人の1/3」が脂肪肝であると言われています。
脂肪肝から、
・肝硬変
・肝臓がん
などに進行することが考えられ、そのほかにも様々な生活習慣病を引き起こすリスクになると言われています。
脂肪分や糖分の摂りすぎ、運動不足によって脂肪肝は引き起こされます。また、アルコールの取り過ぎによっても肝臓に中性脂肪が溜まりやすくなるため脂肪肝を引き起こすとされています。さらに、肥満も脂肪肝のリスクを高めることが明らかとなっています。
【脂肪肝の治療】
脂肪肝の治療としては、
「生活習慣」を変えること
が重要となってきます。
・食事療法
・運動療法
・禁酒
を行うことにより、肝臓に溜まってしまった中性脂肪を減らし、脂肪肝を解消することが可能と言われています。
【脂肪肝を改善させるためには】
脂肪肝を改善させるためには、
『肝臓の状態を機能させておくこと』
が非常に重要になります。
肝臓の働きが悪くなってしまうと、せっかく食事療法や運動療法、禁酒などを行ってもあまり効果に繋がらないことも考えられます。
食事療法、運動療法、禁酒の効果を高めるために、肝臓の機能をUPさせて脂肪肝をより効率的に減らすためのストレッチをお伝えして行きます!
【肝臓の位置】
肝臓は身体の『右側』にある大きな内臓となります。肝臓のすぐ上には横隔膜がくっ付いています。「肝冠状間膜」と「肝鎌状間膜」というもので横隔膜と肝臓は繋がっています。
肝臓自体の機能を高めるためには、
・肝臓自体の柔軟性
・横隔膜の柔軟性
が非常に重要になります。
肝臓や横隔膜の柔軟性がないと、うまく循環が行われなくなったり、肝臓自体の機能が低下してしまいます。そのため、肝臓と横隔膜は柔軟性のある状態で食事療法、運動療法、禁酒などを行うと、効果的に脂肪肝を減らすことが可能になります。
肝臓の位置を意識しながらストレッチをします。
【本日のストレッチ】
今回お伝えするストレッチは、
①肋骨からアプローチするストレッチ
②肝臓に直接アプローチするストレッチ
の2種類になります!
脂肪肝でお悩みの方は、ぜひこれからお伝えするストレッチを一緒やりましょう!!
【肝臓、横隔膜のストレッチ①】
やり方
①椅子に座ります。
②両手の指を開いた状態で肋骨に手を当てます。
③掌全体で軽く肋骨を圧迫します。
④圧力を内側にグッとかけたまま、深呼吸をゆっくり5回行います。
!ポイント!
☆しっかり最後まで息は吐き切りましょう!
☆息を吸うときも吐くときも、しっかりと手で内側に圧をかけ続けましょう!
【肝臓、横隔膜のストレッチ②】
やり方
①椅子に座わります。(仰向けで両足を立てて行ってもOK!)
②両手を鍵状にして、そのまま肋骨の2〜3㎝下に手を当てます。
③その位置で両手をグッと奥に入れて行きます。
→この際に背筋が伸びていると腹筋が張ってしまい、手を奥まで入れづらいので、少し背中を丸めて行いましょう!
④手を奥に入れたらさらにその両手を上に持ち上げます。
→あまり手を持ち上げすぎると、胃周辺や喉に圧迫感を感じる方もいるので、加減しながら圧をかけていきましょう!
⑤その状態で深呼吸をゆっくり5回行います。
!ポイント!
☆しっかりと最後まで息を吐き切りましょう!
☆息を吸うと押し返させる力が働くので、押し返されないように手の位置をキープしましょう!
補足
筋膜、内臓、関節、靭帯などの軟部組織は、ある程度の圧をかけてあげることで緩んでいくという特徴があります。今回のストレッチは、その特徴を利用して肝臓、横隔膜をストレッチしていきます!
【最後に】
今回は、自分で脂肪肝を解消するためのストレッチ方法をお伝えしました!今回ストレッチは2つともゆっくり深呼吸しながら行うストレッチでした。深呼吸をしながらストレッチをすることで身体がポカポカ温まってきた感覚があるかと思います。身体は基本的に温めて、血液がしっかりと循環していることが重要になるので、脂肪肝を解消したい方は普段の食事療法、運動療法、禁酒に加えて今回のストレッチをぜひ行ってみてください!
【本日の動画】
「【目からうろこ】運動、食事で良くならない【脂肪肝】を自ら治すストレッチ方法!」
最後までご覧いただきありがとうございます。